ReviveFX

日々のFXトレード実績や安定的にコツコツ稼げるグリッドトレードについてブログを書いています

なぜ複数の通貨ペアでのトレードがリスク分散に役立つのか?

FX・サラリーマン投資家ランキング
人気ブログランキングでフォロー

今回は、グリッドトレードにおけるリスク分散・リスク回避というテーマで書いていきたいと思います。

FXトレードにおいて、リスクの分散・回避の考え方というのは色々とあるかと思いますが、グリッドトレードで収益を上げていく上でもとても大切な部分になるかと思います。

複数通貨ペアでのトレードがリスクの分散・回避になる

トレードを行う通貨ペアを一つの通貨ペアのみではなく、複数の通貨ペアに分散させることがリスクの分散・回避に繋がっていきます。

では、なぜ複数の通貨ペアに分散することが、リスクの分散・回避に繋がるのかという主な理由を見ていきましょう。

特定の通貨の値動きに左右されない

例えば、米ドル円だけでトレードしていると、米国の経済や政治の影響を受けやすくなりますが、ユーロ円や豪ドル円なども組み合わせることで、そのリスクを分散できます。

相場の変動に対応できるようになる

グリッドトレードは、相場の上下に関係なく利益を出すことができる手法ですが、一方で急激な相場の動きには弱いという欠点もあります。

そのため、通貨ペアを分散することで、相場の動きを漏らさずに捉えることができます。

金管理がしやすくなる

グリッドトレードは、ポジションを多く持つことになる場面もあるため、含み損を抱えるリスクも当然あります。

そのため、資金に余裕を持つか、ポジション間隔を広めに設定するなどの対策も必要です。

通貨ペアを分散することで、資金の配分や証拠金維持率などの管理がしやすくなります。

相関性が高い通貨ペアへの分散の意義はあるのか?

複数の通貨ペアでのトレードがリスク分散や回避につながると言っても、そもそも相関性が高い通貨ペアでトレードしていたら意味があまり無いのでは?という疑問が出てくるかもしれません。

FXの相関性とは、ある通貨ペアの価格変動が、別の通貨ペアの価格変動に影響を与える関係のことです。

相関性は、正の相関負の相関に分けられます。正の相関とは、ある通貨ペアが上昇すると、関連した通貨ペアも上昇する傾向があることを言います。

負の相関とは、ある通貨ペアが上昇すると、関連した通貨ペアが下落する傾向があることを言います。

 

つまり、正の相関性が高い通貨ペア同士でトレードをしても、同じような動きをするのであれば、リスク分散にならないのではないか?という疑問に対してですが、「リスク分散・回避に全くならないということは無い」というのが私の考えです。

複数通貨ペアでのトレードは「資金の分散」

例えば、通貨ペアを分散させずに米ドル円だけでトレードを行うとした場合、資金の100%を米ドル円に配分ということになります。

複数の通貨ペアでトレードをする場合はどうでしょうか。例えば、分かりやすく二つの通貨ペアで米ドル円と豪ドル円でトレードするとしましょう。

この場合、資金を米ドル円と豪ドル円に均等に配分したとすると、一つの通貨ペアあたり資金の50%を使用するということになります。

仮に米ドル円が、ダメになったとしても、もう片方の資金の50%が残っています。もしも、米ドル円のみでトレードしていた場合、資金の100%を失ってしまうことになります。

 

ここで、相関性の話に戻しますが、米ドル円と豪ドル円は、クロス円通貨ペアとして正の相関性が高い通貨ペアです。

つまり、ドル円で損失を被るということは、豪ドル円でも損失を被るのではないか?と感じるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

 

もちろん、相関性が高いので、米ドル円が上がっている時は、豪ドル円も上がり、米ドル円が下がっている時は、豪ドル円も下がるという図式になるのがセオリーです。

ですが、それは大局方向が同じであるという意味です。それぞれの上昇・下落幅や率、価格の戻りの幅や率、そしてタイミング等は、当然異なってきます。

 

そうなると、相関性が高いからと言って必ずしも共倒れするとは言えません。つまり、米ドル円で損失が出たからと言って、豪ドル円でも同じ状況になってしまうとは言い切れず、利益確定して逃げることが出来る可能性も十分にあると言うことです。

なので、結論としては、正の相関性が高い通貨ぺアでトレードしたとしても、リスク分散やリスク回避につながると言えます。

まとめ

グリッドトレードにおいて、複数の通貨ペアに資金を分散してトレードすることは、リスク分散やリスクの回避につながっていきます。

そして、例えばクロス円などの正の相関性が高い通貨ペアで分散してトレードを行った場合においても、必ずしも共倒れするとは限らず、リスク分散の効果を発揮する可能性も十分にあるということ。

 

グリッドトレードは、たくさんのポジションを保有し、含み損を長期間抱えてしまう場面も必ずあります。

目先の調子が良いからと言って、ロット数やポジション保有の幅などを見誤ってしまうと大きく負けてしまう可能性が高まりますので、私自身も気の緩みには気を付けていきたいと思います。

長期的にグリッドトレードを楽しみながら収益を上げていきましょう!

 

FX・サラリーマン投資家ランキング
人気ブログランキングでフォロー